日々のパン 2024年3月第2号

はやしたてる

1988年に公開された、ジョディ・フォスターさん主演の「告発の行方」という映画があります。ある夜一人の女性が酒場で男達にレイプをされるという事件が起こりました。レイプに加担していない、周りではやしたて煽った男達が罪に問われるかどうかという裁判が行われる内容でした。

今のSNSの時代、炎上する事がまさに「はやしたてる、煽る」事になる格好のツールになってしまっているなと感じています。良い事も悪い事も周りの援護する意見によって過剰に「良い人」と表現されたり「これはあかんやろー」と大批判を受けたりもします。この根底にあるのが「群衆心理」ではないでしょうか!

私達はいつでも周りの目を気にしたり、また「そうは思わないけど」と確信がない事にもなんとなく流されてしまうのです。

二千年前にイエス様は裁判で何の罪も見当たらないのに、周りの群衆達にはげしく「十字架につけろ!」と叫ばれ十字架にかけられました。

群衆心理って怖いなぁと思いました。「赤信号みんなで渡れば怖くない!」怖いか、怖くないかでなくて、それは良いことか悪いことか考えてみたい。

【イエス様が十字架上で言われた言葉】

「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」

私が神様を知らない時から、何をしているのか分からない迷ってる私を赦してくれてたなんて、こんな深い愛ないわ。

(今年もイースターのホットクロスバンを焼きました。)

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