日々のパン 2022年10月号

おふくろの味といえば、煮物かもしれませんね。それぞれのご家庭で、「これぞおふくろの味」というものがあると思います。
私のお母さんは、お父さんの自営業を手伝っていました。私が物心ついた時から、ずっと働いていました。そんな忙しい中でも手づくりのおやつを作ってくれた事を覚えています。年末はギリギリまで工場の掃除をし、31日の夜、一家団らんで年越しそばと、鳥取のおばちゃんが送ってくれた寒ブリのお刺身(あ～絶品！)を食べた後に、お母さんは再び台所に立ち、おせち料理の支度をしていました。
私は、手伝いもせず、紅白歌合戦を見て「あ～今年も終わりか～」などを言うのんきな娘でした。

お母さんの味の中でも意外なものがあって、それは、ホットサンドなんです。サンドイッチ用のパンに、ハム、チーズ、きゅうり、薄焼き卵、マヨネーズをぬり食パンで挟みます。パンの外側にバターをぬり、ホットサンドメーカーで挟み、ガスコンロでじっくり両面を焼きます。シンプルな材料ですが、半分に切ると中のチーズがとろ～りとけて何とも言えない美味しさです。今でこそホットサンドが流行っているようですが、どうして？お母さんは、昔から作ってくれたんやろう？と不思議です。今度聞いてみようと思います。

ある時、いとこのお姉ちゃんが、病気で伏せっていました。お姉ちゃんが唯一食べたいと言ったのが、お母さんのホットサンドでした。
病んでいる人も元気にさせるそれが、お母さんの味スーパーフード！ではないでしょうか？
みなさんのお母さんの味は何でしょうか？

【聖書の言葉　神から離れて、だれが食べ、だれが楽しむことができようか。】

今は私が子供たちにホットサンドを作り聖書の生き方を伝授しよう！